でも、そういう場合は一体どうしたらいいのでしょうか?
今回の記事では、私が今まで経験してきた方法論の中で、みなさまのひきこもり脱出に役立てていただけそうなことを、全力でわかりやすくお伝えしようと思います。
依存心を捨てよう
まずは支援者などの他人が何とかしてくれるだろうという依存心を捨てましょう。
これは別に「甘えるな」等と厳しく言っているわけではなくて、支援者の多くは実はひきこもり当事者を食い物にしているだけで、本気で当事者を助けるつもりなどはないからです。
まずはそういう現実を受け止めることが大事です。
支援者はひきこもりを解決できない
食い物にすると言っても、高額な料金を請求するなどの悪質性の高い業者は論外なのですが。
そうではなくても、普通の公的機関の職員さんなどは、ひきこもった経験がないためにひきこもり当事者の気持ちなどを本当には理解できませんし、マニュアルに従って対応しているだけで具体的な解決方法も持ち合わせていません。
それに突然訪ねてきた見ず知らずのひきこもり当事者に対して何の愛着もないばかりか、相手も人間ですから、多少はひきこもり当事者を見下す気持ちもあります。
ですから、ひきこもり当事者の気持ちに寄り添った支援などできなくて当たり前なのではないでしょうか。
自己効力感を育む
ですからこの際、他人に頼ろうという気持ちは捨ててしまいましょうと言っているのです。
自分一人で何とかしてみようという気持ちが自己効力感(セルフ・エフィカシー)といって、自分だって自力でこんなにできるんだという気持ちを育みます。
例えば、最初は一回もできなかった懸垂が一回できた、それなら二回できるようになりたいと段階を踏んでいくうちに、いずれは何十回もできるようになるというふうにです。
このように他人に言われるから何かをしなければならない(have to)という気持ちから、自分は心からそれをしたいんだ(want to)という気持ちに変換していきましょう。
人間、好きな事のためなら多少の困難は平気で乗り越えられますよね?
対人関係にしても自力で克服しようという覚悟ができれば、本で色々調べてみようとか、実際に知識を使ってコミュニケーションしてみようという意欲が湧いてきます。
母性原理のワナ
恐怖心は「慣れ」でも相当に克服できることが分かっています。
それでも失敗して落ち込んでしまうのが怖くて動けないという場合は、何がそれほどに自分の認知を歪ませてしまっているのか考えてみます。
すると意外なことに両親や学校教育の影響がとても大きいことに気がつくでしょう。
両親はもちろん悪気はないと思います。しかし、あなたを愛するが故に手離したくないという気持ちが強すぎると、グレートマザーという母性原理(母親だけでなく父親にも母性原理は働く)が働いてあなたを掴んで離さなくなります。
すると最悪、あなたの自立をさり気なく妨害してくることになります。
口ではあなたの自立を応援していると言いながら、家事などを通じて何から何まであなたの世話をして支配してきます。
自分の役割を奪還
ですから、まずは自立心を取り戻すために両親から自分の役割を奪い返しましょう。
具体的には最初は自分の分の食器洗い、洗濯等を親にやられてしまう前に毎回自分でやってみてください。
その際、親は「やるからいいよ」等と言って、逆にあなたの自立心を奪い返そうと反撃してくると思います。しかし、構わずに毎回自分でやってください。
それが当たり前なんだと親が思うまで続けましょう。もちろんその後もずっと続けます。
そうしているうちに、今度は自分で調理をして美味しいものを作りたい、そのためにはスーパーに買物に行こうというふうに、連鎖的に意欲が湧いてくるはずです。
これは親に対するちょっとした反抗であるわけなのですが、家庭内暴力等をするよりもよっぽどいいやり方だと思いませんか?超建設的です。
たぶんその程度の抵抗であれば、親もそのうち許容するようになります。そうしたらしめたものです。
そもそも良い事をしているわけですから誰も文句は言えませんしね。
強い恐怖心はどう克服するのか?
それでもいざ社会に出ようとすると強い恐怖心に襲われてしまうという場合は、育ってくる過程で両親との間で上手く愛情のやりとりができずに、基本的信頼感や自己肯定感(自分はいつでもみんなに愛されているから大丈夫だという気持ち)が獲得できていない恐れがあります。
これは別に両親が一方的に悪いわけではありません。なぜなら両親だって何だかの精神的な問題を抱えてきたかもしれないからです。
例えば、そのまた両親からあまり良い扱いを受けてこなかった等の理由でです。
それなら基本的信頼感や自己肯定感をどうやって獲得したらいいのかなのですが、一番安上がりで簡単な方法は聖書を読むことです。
な〜んだ、宗教の勧誘かと思いましたか?違います。
なぜなら本当に読むだけですから。私がここで聖書を売りつけるわけでも献金を要求するわけでもありません。だから安心です。
それでも読むかどうかは、あくまでもご自分の判断で決めてください。
意思表示を他人に頼ってはダメです。
他人を信用しないこと
聖書の良いところは、神様に常に愛されているという気持ちを獲得できるために、基本的信頼感や自己肯定感を育めるところです。
これらの感覚が得られれば気持ちが前向きになり、恐怖心も薄れていきます。
これは聖書さえ毛嫌いしなければ、本当に画期的なひきこもり脱出手段なのです。
何しろ神様が味方をしてくれれば最強ですからね。
ただ、気をつけてほしいのは、世の中には異端やカルトの宗教が本当に実在しますので、特に初心者のうちはたとえカルトや異端でなくても、教会等に通うのはお勧めしません。
それに真面目な教会であっても、多少は献金をしなければなりませんし。ひきこもっているとお金がありませんよね?
カルトは魅力的な異性等を使って巧妙にみなさんを組織に取り込もうとします。
またカルトではなくても、大谷翔平選手の通訳の一件でもわかるように、他人などを迂闊に信用しきってはダメです。
あんなに賢そうな大谷翔平選手でもコロッと騙されちゃうんです。
ここから導き出せる人間関係の極意は、相手のことは好きだけど心の底からは信用しない。お金や命は預けない。でも大谷翔平選手のように笑顔で穏やかに接してあげる。これに尽きるのではないでしょうか。
以上述べさせていただいたようなことを参考に活動しているうちに、過剰に他人を恐れたり世間の目を気にしたりという気持ちは相当に克服できるはずです。
また、誰にも頼らない覚悟が、あなたの自己効力感を育みます。
今回ご紹介した方法を是非お試しいただくとともに、みなさまがひきこもりから脱出できることを楽しみにしています。
The author of this article is Tomohiro, a Japanese Hikikomori Escape Guide.
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