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不朽の歌詞解説 浅香唯「セシル」&大事MANブラザーズバンド「それが大事」

浅香唯「セシル」 ♪あなたの悲しみ代われるなら 私はこのままそばにいたい で始まる浅香唯の「セシル」ですが、この歌詞の難解さというか多くの謎を孕んだ部分にハマってます。 ♪映画で見たセシルのように 嘘は言いたくない という部分、フランソワーズ・サガンの小説「悲しみよこんにちは」のプロットを深読みする向きもあるようですが、それもよい。 しかし、もっと単純に「悲しみよこんにちは」なんて強がりは言いたくないという解釈もできそうです。 あなたの悲しみを代わってあげたいと言っているくらいですから。 よく問題になるのは二番に出てくる、 ♪頬杖つく手を変えるだけで あなたは何にも話さないね 名字で自分を呼び捨てする いつもの私も大人しい の部分ですね。 「あなた」の悲しみを受け止めて一歩踏み込んだ関係になりたいけれど、「あなた」が何にも話してくれないので、名字で自分を呼び捨てにするくらいにいつもは元気な「私」でも、ちょっと大人しくなっちゃったということなんでしょう。 歌詞っていうのは、曲先でメロディーに歌詞を後乗せした場合など特に、音律重視で意味が犠牲になったりするのはやむを得ない(楽曲である以上言葉も音楽の一部である)ので、ここで文法の誤りなどを指摘するのは筋違いです。 メロディーに言葉を当てはめる都合上意味が犠牲になった。そのしわ寄せが謎としていい味出している。そこが気持ちイイ。 私はそのようにこの歌詞の正当性を擁護します。 いずれにしても子供から大人に変わる思春期という季節に、友達から恋人に変わっていくであろうふたりの微妙な心理を重ね合わせて歌った名曲です。 ♪ふいに気付くあなたの涙 見ないふりをした なんて、シビれるじゃありませんか~。 極めてアバウトな話ですが、気の合う異性に巡り会う確率、例えば雑踏の中でお互い見つめ合ったりする確率は、私の試算では数百人から数千人規模に一人なのではないかと思います。 これがもし数人から数十人程度だとしたら、ただの道を訊ねるとか雑談をする相手レベルであり、到底恋愛に発展するような運命的出会いとは思えません。 ですから今、私やあなたにそのような親密な異性がいるなら、それは超難関国家試験の合格率をさらに上回るほどハイレベルな関係であり、非常に名誉なことであると気づくべきなんです。 この「セシル」の中の二人の関係のように、素敵な出会いがあるとい...