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児童文学はひきこもり脱出に役立つ!! 河合隼雄先生に学ぶ【はてしない物語、ミヒャエル・エンデ、ドリームキラー、トムは真夜中の庭で、自立、秘密、グレートマザー】

『はてしない物語』 臨床心理学者の河合隼雄先生は、ある小学校の教師から、「ファンタジーなどを読ませると子どもたちが現実逃避するようにならないか」と問われたことがあるそうです(『「子どもの目」からの発想』講談社+α文庫 185P)。 現実逃避もできない余裕のない人間が、目に見える現実だけを直視して社会の奴隷人間になっていくことに、どれほどの面白味があるのでしょうか。 考えの浅い教師は、子どもたちが折角ファンタジーの世界で遊ぼうとしているのに邪魔をする「 ドリームキラー 」でしかありません。 これを『はてしない物語』になぞらえるなら、まさに ドリームキラー の教師の教えは「 虚無 」であり、幼ごころの君が治める ファンタージェン国 の危機です。 子どもごころを忘れない私たちも、 勇者アトレイユ や バスチアン 、そして白い竜の ファルコン (フッフール)となって、 ファンタージェン の平和のために、夢のない干からびた「 虚無 」と戦おうではありませんか。 色々な教師がいていいですが、子どもたちにはぜひ「 ドリームキラー 」などに負けずに自分の世界を大切にして、良質なファンタジーの世界に触れることで、豊かな人間性を育んでいっていほしいものです。 ただし、このようなファンタジーの世界に、余りに深入りしすぎるのは危険であるとも、河合隼雄先生はクギを刺しています。 確かに物語の後半で ファンタージェン の世界から出られなくなってしまった バスチアン の姿は、 ひきこもり当事者 のイメージと重なる部分があります。 何事も適切な距離感が大事だということですが、ファンタジーのそのような負の側面にも抜け目なく取り組んでいる所が、作者の ミヒャエル・エンデ 氏の侮れない所です。 よって、このような危険なファンタジーは、 良い子のみなさんは絶対に、 絶っっ対に、読まないでください! (冗談です。) 念のために言っておくと、みなさんご存知だと思いますが、 映画『ネバーエンディング・ストーリー』の原作が、この『はてしない物語』です。 『トムは真夜中の庭で』 一方、『 トムは真夜中の庭で 』の中では、主人公のトム・ロングが、弟ピーターのはしかを避けるために滞在しているアランおじさんの家で、真夜中に階下の 大時計 が「13回」鐘を打つのを聞いてしまいます。 それを確かめるために階下に降りていったト...