スキップしてメイン コンテンツに移動

大事MANブラザーズバンド「それが大事」の歌詞に託された本当の意味

♪負けないこと 投げ出さないこと 逃げ出さないこと 信じ抜くこと
駄目になりそうなとき それが一番大事

この歌を初めて聞いた頃は、努力を強制されるような歌詞を何となく疎んじていたけれど、今聴いてみると妙に腑に落ちます。

当時はあまり印象に残っていなかった、

♪ここにあなたがいないのが淋しいのじゃなくて ここにあなたがいないと思うことが淋しい

の部分ですが、最初は単なる字づら合わせのフレーズかと思いましたけれど、どうもそうじゃない。

現実にあなたがいないのも淋しいかもしれないけれど、それ以上に淋しいという思い込み、心の中のあなたを信じられない自分が淋しいという意味なんだと捉えると、この曲を作詞作曲した立川俊之という人、天才なんじゃないかと思うくらいいい歌詞じゃないですか。
しかもメロディーも捨てるところがないくらい、よい出来です。

二番の歌詞がこの解釈を担保してくれています。

♪ここにないものを信じれるかどうかにある 今は遠くに離れてる それでも生きていればいつかは逢える でも傷つかぬように嘘は繰り返される

「愛は勝つ」、「どんなときも。」などが流行っていた頃の時代の空気を反映していますね。
バブル弾けそう、あるいは弾けちゃったけどがんばりましょうよみたいな?

でもそのメッセージに応えて今のわれわれはがんばれているんでしょうか?
それが大事って今こそ必要なメッセージですね。先見の明です。



The author of this article is Tomohiro, a Japanese Hikikomori Escape Guide.


コメント