◎まずは人生を楽しもう
人を愛し愛されることも、自己効力感(エフィカシー:Self-efficacy)を発揮して自分が社会にとって有益な人間だと感じることも、本来は楽しいことであるはずです。
それなのに、育った環境や学校教育の洗脳によって、「人生とはひどく辛いものである」と刷り込まれてしまったのが、ひきこもってしまった原因です。
ですから、まずは人生は苦役なのだとか、楽しむのは罪悪なのだという、まやかしの固定観念(洗脳)を捨てましょう。
苫米地英人先生いわく、「have to」(しなければならない)ではなく、「want to」(したい)で行動することが重要なのです。
騙されていたことに気づくことは屈辱などではなく賢いことです。頭が良いからこそ、高い視点(高い抽象度)から見て自分が騙されていたことに気づけたのです。
ですから、騙されていたと気づけたあなたは見込みがあります。
◎引っ越しのススメ
ひきこもり脱出を確実なものとするためには、親元から離れることです。
ひきこもりの環境を共有しつづければ、ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働いて、いずれまたひきこもりがぶり返してしまう恐れがあります。
私が引っ越しを勧める理由がここにあります。
新しい場所に住むことで、新しい友人やコミュニティと出会うチャンスが広がります。すると、社会的な孤立感(孤独感)が軽減し、精神的な健康に一気に近づけます。
新しい環境に身を置くことで、新たな挑戦に取り組む意欲が湧きます。また、誰にも邪魔をされないため、仕事や学業、趣味など、自己成長を促進する活動に参加することが容易になるでしょう。
刺激的な環境や新しい体験は、心の活性化につながり、うつ病や不安の症状を軽減します。
最初は家賃の安い住居で構いません。
・安い住宅を見つけるには、
①複数の不動産サイトで広範囲に探す
②地元の不動産屋と連絡を取り安価な物件を探す
③低所得者や困窮者向けの住宅支援を利用
等の方法が考えられます。
このように、自分だけの快適な空間を持つことは、自分の能力をフルに発揮するために必須の事項です。これは是が非でも手に入れてください。
◎親を捨てるという罪悪感の乗り越え方
もしもあなたが家族から妨害や迫害を受けているなら、自分らしく生きる以前の問題になってしまいます。
何も家族と無駄に争えと言っているわけではありません。親元を離れて暮らせば、お互いに冷静になって、逆に今までよりも仲良くなれる可能性すらあります。
これは親にとっても成長の機会になるかもしれません。
ですから、親を捨てたという間違った罪悪感を抱くのではなく、良い事をしているのだという意志を強く持ってください。
親を捨てることへの罪悪感の乗り越えるには、これからも頻繁に交流するなど、親を大切にする対策を複数確保すればよいでしょう。
ここでは取り敢えずこのレベルをクリアしましょう。これはひきこもり当事者にとっては明らかに進化です。
◎生物の進化とひきこもりの進化
生物の進化は、徐々に時間をかけて起きたのではなく、とても短い時間、場合によっては一世代で起きている可能性もあると、苫米地英人先生はおっしゃいます。
例えば、魚が陸地を見て「あそこに行きたい」と、陸地へ上がることを強く願い、その意志によって身体が変化(=進化)したのではないでしょうか。
一世代で進化が起きたのなら、進化論の欠陥とされるミッシングリンク(祖先と子孫の間の、種の連続性の欠如)の存在にも説明がつきます。
進化とは、現在の環境に適応するのではなく、その環境の外へと飛び出すことをいいます。
これは、ひきこもり当事者の進化にも同じことが言えます。
ただ、生物の進化に比べれば、ひきこもり脱出の方が遥かに簡単です!
ぜひとも肩肘張らずにリラックスして、新しい環境の獲得にチャレンジしてください。そして、一緒に人生を楽しみましょう。
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当記事の下線部分は、苫米地英人著『すごいリーダーは「脳」がちがう』(三才ブックス)の182Pより188Pまでの内容から、要約引用させていただきました。
苫米地英人先生の著作はすべて、ひきこもりからの脱出に役立つので、お薦めです。
また、エフィカシー、ホメオスタシス等は、苫米地英人先生が普段からよく使われている用語です。
The author of this article is Tomohiro, a Japanese Hikikomori Escape Guide.
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