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堀江貴文氏の実はお金儲けだけじゃない人生はひきこもり脱出に役立つ!☺️

仕事の依頼は断らない


ハッタリというと、何か虚勢を張って自分を実物以上の人間に見せ掛ける詐術のような印象がありますが、堀江貴文氏の場合はどうなのでしょうか。


若かりし頃の堀江氏の仕事ぶりを見てみましょう。



ケース1


彼は学生の頃にIT企業でアルバイトをしていたそうです。


ある日、アルバイトを通じて取り引きがある人から、会社を通さず個人的に、とある有名企業のWEBシステムを制作してみないかと持ち掛けられたそうです。


そこまでは良いのですが、彼はその時、実はその業務を遂行するための知識をそれほど持ち合わせていませんでした。


しかし、それにも関わらず、彼は「やります!」と即答しました。


そして、その足ですぐに書店に行き、参考書を買い漁り、必死で勉強しながらなんとかシステムを作り終え、後日、何食わぬ顔で納品できてしまったのだそうです。


この時に得られた、アルバイトと比べて割の良い報酬と成功体験が、彼が後に起業するきっかけになったということです。



ケース2


またある時は、ケース1とは別の有名企業の関係者からホームページの作成依頼を受けました。


とはいっても、その当時はまだインターネットの黎明期で、世間的にも堀江氏にとっても、ホームページというものの具体像がすぐには思い浮かばない状況だったようです。


したがって、彼はかなり焦ったのですが、しかし、その気持ちはおくびにも出さずに「わかりました、ちょっと作ってみますね」と引き受けてしまったのだそうです。


その時もやはり人に聞いたり本を読んで学んだりして、なんとかハッタリの方に辻褄を合わせてしまったのだそうです。




堀江流のハッタリとは?


このような調子で、堀江氏は起業後も「技術力があるので何でもできますよ」とハッタリをかましつづけ、できるかどうかもわからない案件を引き受けては、どうにか頭脳と手を動かして解決してしまうということを繰り返しました。


どんなに無理難題な案件でも、「できません」とは決して答えなかったのだそうです。


ただし、堀江氏いわく、


「ハッタリとはできると言い切って、辻褄を合わせる「覚悟」のことを言うのだ。

そして、それが一〇も一〇〇も積み重なると「信用」に変わる。」

(堀江貴文『ハッタリの流儀』幻冬舎 167P)


というように、彼の言うハッタリとは、単なる若気の至りのような無謀で無責任な試みでは決してなく、彼流の謙虚な表現というか、みんなをビックリさせるサービス精神から出た表現であるといえそうです。




堀江貴文氏は超努力家だった!


彼の、一見「軽く」聞こえなくもない言動の裏では、受注した仕事を仕損じないような対策をきちんと取っているし、猛烈に本を読んで勉強をし、チャンスさえつかめば、あとは驚異的な問題解決能力で仕事を完遂できてしまうという自信があるんです。


だから、単に見せ掛けだけで「できませんでした。テヘペロ」といって、お金だけ持ち逃げとか、そういうイメージのハッタリとは一切無縁です。


また、ハッタリをかます時は、外部に対してだけではなく、自分自身に対しても「自分ならできる」とハッタリをかましたのだそうです。


要するにこれは一種の良い意味の自己洗脳で、現状維持の快適圏を突破し、成功している自分を臨場感を持ってリアルに思い浮かべることができたということでしょう。


これは堀江氏が、非常に高い自己効力感を行使していたという証です。




堀江氏のチャレンジ精神


また、堀江氏はもともとそれほど人と関わることが得意ではなかったともいいます。


ですが、学生時代に友達に誘われたのがきっかけでヒッチハイクにハマり、引っ込み思案だった自分を変えることができました。


起業後に気後れせずに営業活動ができたのは、この時の経験が生きたのだそうです。


これは堀江さんの、面白そうなことならとにかくチャレンジしてみようという精神が、認知行動療法的に対人関係の苦手意識を、楽しみながら克服してしまった例でしょう。


これは一見、ヒッチハイクという些細な出来事ですが、堀江さんが成長する上でとても大きな意味があったと思います。




堀江氏に対する印象が変わった!


彼は楽しみながら「お金儲けしている」というメディアを通してのイメージがあるため、言い方は悪いですが、世間からはちょっと世の中を舐めているような人物と見られてしまっているフシがありますよね?


悪意なのか何なのか、彼に対してテレビが面白おかしくそういう報道の仕方をしてきたように思えます。


しかし、実際の彼は客観的に見ればものすごい努力家です。これはあなどれません。


堀江さん本人が、努力を努力とも思わずに、楽しんでやっているから、そう見えないだけです。


実際、私も今回、彼の著書を紐解くまでは、彼を誤解している部分がありました。


みなさんも、もしも気になっている人物がいるならば、その人の著書を何冊か読んでみてください。


私の堀江さんに対する見方はすっかり変わってしまいました。それも良い方にです。




堀江貴文氏の生き方は、ひきこもり脱出に役立つ


ここまで堀江氏の半生を見てきて、「それは彼が偉人だからできたので、自分にはできませ〜ん」とみなさんは思ったかもしれません。


でも、よく考えると彼から学べる部分はたくさんあるんです。


何も堀江氏と同じ分野で成功しろとか、彼と同じ桁のお金を転がせるようになれと言っているわけではありません。


そうではなくても、私たちのひきこもり脱出や自己実現に役立つ部分がたくさんあります。


それは例えば、堀江氏をヒッチハイクに誘ったお友達のように、自己評価や自己肯定感が高いチャレンジ精神のある人たちと付き合うことが大事とか、また、彼自身も自己肯定感や自己効力感が高かったということがあるのかもしれません。


それならそういうものを持たない人たちは駄目なのかといったらそうではなく、これから自己肯定感等を上げていけばいいんです。


それは何歳からでも充分に可能です。


そして今よりもずっと充実した人生を送ることができます。


何も堀江氏と全く同じ人生でなくてもいいわけです。


当たり前ですが、それならできますよね。




自己表現の大切さ


また、自己表現の欲求と、それを実現するための手段を持つことがとても大事です。


堀江氏の場合は、まずは、自分が持っているIT関係の知識を活用して社会とつながりたい、そして到底できそうもない仕事をやり遂げて、みんなをビックリさせたいということだったと思います。


そういう強い意欲が、会社勤めではなく、自ら起業して大成功したいという願望を実現しました。


また、堀江氏はヒッチハイクや、ハッタリをかまして仕事をこなしていくうちに、知らず知らずにSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)を実践して、楽しみながら苦手を克服していたという見方もできます。


これらがひきこもり脱出にとってとても役立ちますし、堀江貴文さんから素直に見習えるところです。


みなさんも、堀江さんの生き方が「いいなぁ〜」と思えたのなら、ぜひ自分なりに工夫して真似をしてみましょう。


そしてまた、堀江さんのいろいろな著作を手に取って、刺激を受けてみてください!



参考文献堀江貴文『ハッタリの流儀』幻冬舎 


The author of this article is Tomohiro, a Japanese Hikikomori Escape Guide.


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